「偉い学者から聞いたのだ、あの星からの光はここへ一年かかって届くのに、一年でかの星がその距離を遠ざかるのに時間が幾分縮むと」
「そんな事は、この星の裏側へ行けば一年かけてこの星の裏側へ行けばよかろうと思った。」
「ここで一年過ごせば良いのではないか?」
「いい事を言う、頭を下げる。」
「一年遠ざかるのであるから、ここへは、2年分かけて伝わるだけではないのかと思う。」
「誰かに質問しても、そんな観測は無いんだと。」
「それなら、そいつらが正しいのだ。」
「問題は、今ここでは、飯時だが、あの星ではどの刻かという話なのだ。」
「お前の理屈からいけば、飯時だ。」
「なるほどな、時間とはそういう事でもある。その保証で、この星の裏側へ行くことにする。」
「金を払え。」
「お断りする。偉い学者とあなたのそいつらがどちらかが間違うという話なのだ。あなたと偉い学者を俺はもつ。保証はあなたの見解だけでよい。」
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